バーンスタインのマーラー②

DG以外のバーンスタインのマーラー録音

昨日は指揮者バーンスタインが
DGというレーベルに録音した
マーラーの交響曲の
CDを取り上げました。
一週間続けて聴いていましたので、
胃もたれした感があります。でも、
バーンスタインのマーラー録音は、
まだあります。

交響曲第8番変ホ長調

実は交響曲第8番を再録音する前に
バーンスタインが
亡くなってしまったため、
映像収録していた音源から
CDが発売されました。
それがこちらです。
そのためこの盤のみアナログ録音です。

歌曲集「子どもの不思議な角笛」

こちらは歌曲集なのですが、
ジャケットデザインが
交響曲のものと同一であり、
一連のシリーズの一環として
収録されたことがわかります。

マーラー交響曲全集

こちらは1960年代に収録された
マーラー交響曲全集旧録音のBOXです。
全編にエネルギーの漲った
若々しい演奏であり、
こちらを好む方も多いかと思われます。
ちなみに収録曲を。
・交響曲第1番ニ長調
・交響曲第10番~アダージョ
・交響曲第2番ハ短調
・交響曲第5番~アダージェット
・交響曲第8番~第1部
・交響曲第3番ニ短調
・リュッケルトの詩による4つの歌曲
・交響曲第4番
・交響曲第5番嬰ハ短調
・交響曲第6番イ短調
・交響曲第7番ホ短調
・亡き子を偲ぶ歌
・交響曲第8番変ホ長調
・交響曲第9番ニ短調

交響曲「大地の歌」

昨日の新全集、上の旧全集ともに
「大地の歌」が欠けているのですが、
こちらの録音があります。

交響曲第9番ニ短調

第9番にはいくつか録音が残されていて、
一つはバーンスタインが
生涯でただ一度だけ
ベルリン・フィルを振ったという
伝説的録音。
もう一つは数年前に発掘された、
イスラエル・フィルを振った晩年の録音。
どちらも熱い演奏です。

私が今更紹介するまでもなく、
バーンスタインのマーラー録音は
定評のあるものなのですが、
久しぶりに一通り聴いたら、
取り上げたくなってしまいました。

近年はどちらかというと、
バーンスタインのような
感情過多の演奏よりは
曲の構造を正確に再現するような
精緻な演奏が多く、
私もどちらかというと
そうした演奏を好むようになりました。
しかし、久しぶりに聴いてみると、
やはりバーンスタインは
偉大な指揮者であると実感しました。
バーンスタインのマーラー、
いかがですか。

(2020.12.13)

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