クラシックとジャズのおしゃれな融合

クラシックCDこの曲ベスト3 File-002

ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー

前回、交響曲を取り上げましたので、
今回は管弦楽曲から。
クラシック音楽を
はじめて聴く方であれば、
この曲がおしゃれに
聞こえるのではないかと思うのです。
クラシックにジャズの要素を
取り入れているため、純粋な
クラシック音楽ではないのですが、
そうしたジャンルなど
気にしない方がいいのです。

バーンスタイン指揮コロンビア響
私が30年前、
最初に聴いたのがこの盤です
(その後、買い直しました)。
若い頃、中学校教員として
学習指導要領に載っている
音楽くらい聴いておこうと思って
購入した1枚です。ところが
一曲目の「グランド・キャニオン」の
その面白くないこと。
でも次のバーンスタイン作曲の
シンフォニックダンス、
そして本作品と聴き進め、
「クラシックって、いいなあ」と
思った次第です。

スラットキン指揮セント・ルイス響
いささかマニアックな盤を
挙げてしまいました。
録音は古いのですが、
決して聴きにくくなく、
音楽を十分に楽しめます。
古き良きアメリカのサウンドと
言えましょう。

フィードラー指揮
ボストン・ポップス・オーケストラ

同じく古き良きアメリカサウンドです。
こちらは有名な盤です。
ジャケットのレトロな感覚も
気に入っています。

結局3枚ともアメリカの指揮者と
オーケストラのものになりました。
デュトワ盤や若い頃の小澤盤も
魅力があるのですが、
後の機会に譲りましょう。

以前、中学校学習指導要領には、
音楽の鑑賞教材として、
グローフェの
「グランド・キャニオン組曲」が
指示されていました。
クラシック愛好家でさえ
ほとんど聴かない退屈な曲(失礼)を、
なぜ義務教育で
「必ず聴くべき音楽」として
指定するのか疑問でした。
同じグローフェなら、
「ミシシッピ組曲」の方が、
アメリカ横断ウルトラクイズで
なじみがあるでしょうに。

ラプソディ・イン・ブルーは、
ガーシュイン作曲ですが、
このグローフェが編曲した作品です。
こちらの方が、
「グランド・キャニオン」より
絶対に親しみやすいはずです。

(2020.4.12)

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