ピアノ協奏曲なら私はラヴェル

クラシックCDこの曲ベスト3 File-008

ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調

クラシックこの曲ベスト3、
協奏曲の2回目はピアノ協奏曲です。
ピアノ協奏曲なら私は
ラヴェルを第一に
薦めたいと思っています。
第1楽章の色彩豊かな構成、
第2楽章の美しい旋律、
第3楽章のはじけるような
オーケストレーション。
音楽を聴く楽しさを
満喫できると思うのです。

ユジャ・ワン(ピアノ)
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
ブランギエ(指揮)

近年、ユンディ・リ、ラン・ランなど、
若手の中国人ピアニストが
活躍していますが、
私はこのピアニストに注目しています。
2年ほど前、NHKで放送された
コンサートでこの曲を
演奏していましたが、衝撃的でした。
録画していなかったことが
悔やまれます。

グリモー(ピアノ)
ボルティモア交響楽団
ジンマン(指揮)

こちらも現在活躍中のピアニスト。
ただし当盤は1997年録音ですから、
彼女の若い頃の録音になります。
それにしても現在40代後半なのに、
このジャケット写真と
変わることなく
若々しいし美しい。
演奏と容姿は
まったく関係ないのですが。

ヴィニツカヤ(ピアノ)
ベルリン・ドイツ交響楽団
ヴァルガ(指揮)

しおらしそうな
ジャケット写真とは裏腹に、
エネルギー感溢れる
ダイナミックな演奏です。
この人、間違いなく肉食系女子です。

中学校の音楽の授業では
グリーグのピアノ協奏曲が
以前は必修教材となっていました。
確かに悪くはないのですが、
最初に聴かせる曲としては
どうでしょうか。
モーツァルト、ベートーヴェン、
ショパン、チャイコフスキーなど、
聴かせるべきピアノ協奏曲は
ほかにいくらでもあります。
よほど当時の文部省の役人の
センスがよろしくなかったのでしょう。

この曲にはフランソワ盤、
アルゲリッチ盤(複数種)、
ミケランジェリ盤という
横綱級の名演があり、
またツィマーマン盤、
ユンディ・リ盤など
あたらしい盤にも
素晴らしいものが多々あります。
それでも3人の女性の奏でる
ピアノに聴き惚れています。
えっ、ジャケットに
惹かれてるだけだろうって?
いや、まあ、その…。

(2020.5.23)

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