クラシックCDこの曲ベスト3 File-013
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ブラームスの音楽は
はじめに何を聴くべきか?
4つある交響曲や2つのピアノ協奏曲は
後回しでいいと思います。
重厚で暑苦しいのです。
私は滅多に聴きません。
室内楽も名曲揃いなのですが、
やや重苦しい感じがして、
これも後回しにしましょう。
ブラームスなら、
まずはヴァイオリン協奏曲を
聴くべきです。
しかし、この世にブラームスの
ヴァイオリン協奏曲のCDは
いったい何種出ているのか?
名演奏は数多くあります。
私もその一部しか
聴いていないのですが、
クラシックを初めて聴く方であれば、
瑞々しい演奏の方が
なじみやすいはずです。
ムローヴァ(ヴァイオリン)
アバド(指揮)ベルリン・フィル
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/06/2020.06.21-1.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
美しさと力強さを
兼ね備えた演奏だと思います。
往年の演奏家と比較しても
決して遜色のない演奏だと思うのですが、
一般的な評価は決して高くないのは
どうしてだろうと
いつも疑問に思っています。
かつてNHKBSで
この演奏(だったと思うが)を
放送していたのを観て
好きになってしまいました。
以来、20数年愛聴しています。
バートン=パイン(ヴァイオリン)
カルマー(指揮)シカゴ響
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/06/2020.06.21-2.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
このヴァイオリニストは
音色が美しい上、
歌うように流麗に流れる演奏が
特徴です。
技術がしっかりしているからでしょう。
私は今、この演奏家のCDを
集めている最中です。
スクリデ(ヴァイオリン)
オラモ(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィル
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/06/2020.06.21-3.jpg?resize=300%2C271&ssl=1)
若いヴァイオリニストでありながら、
余裕を持って弾ききっています。
熱演でありながら
乱れるところがないのは立派です。
音色も美しく、
最近買った中では
最も好んで聴いている1枚です。
なお、本CDは2枚組であり、
もう1枚に収録されている
「ハンガリー舞曲集」
(ピアノとヴァイオリンのデュオ)も
聴き応えがあります。
この3枚以外にも、
名盤はたくさんあります。
オイストラフもいいし
ハイフェッツもクレーメルもいい、
ヴェンゲーロフもいいし
シャハムもムターもいい、
ハーンもいいし
バティアシュヴィリもいい。
でもついついこの3枚に
手が伸びてしまいます。
決して女性演奏家だから
というわけではありません。
(2020.6.21)