「直感」で購入した素敵なCD

インナ・ファリクス:ポロネーズ=ファンタジー~ピアニストの物語

ジャケ買いしてしまったCDです。
もちろん美貌に
つられてしまったのですが、
それだけではありません。
タイトルです。
「ポロネーズ・ファンタジー」となると、
どんな音楽が紡ぎ出されるのか、
わくわくしました。
最近はこうして
「直感」でCDを購入することが
ふえてきました。
いいのです。その方が
新しい音楽に出会える可能性が
高まるのですから。

ポロネーズ=ファンタジー
 ~ピアニストの物語
インナ・ファリクス(ピアノ)
レベッカ・モゾ(ナレーター)
〔DELOS〕

面白かったです。
聴いたことのあるメロディと、
はじめて聴く音楽が
いろいろ現れるというのは
楽しいことです。
まずは曲目一覧を。

【収録情報】
Disc1

  1. シチェドリン:
      バッソ・オスティナート
  2. ナレーション
  3. J.S.バッハ:
      平均律クラヴィーア第1巻より
       プレリュードとフーガ嬰ト短調
  4. ナレーション
  5. フレイドリン:黒と白のバラード
  6. ナレーション
  7. モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397
  8. ナレーション
  9. ショパン・リスト:乙女の願い
  10. ナレーション
  11. パガニーニ・リスト:
       ラ・カンパネッラ
  12. ナレーション

Disc2

  1. ショパン:幻想ポロネーズ
  2. ナレーション
  3. ガーシュウィン:3つの前奏曲
  4. ナレーション
  5. カーター:再会
  6. ナレーション
  7. チャイコフスキー:夜想曲嬰ハ短調
  8. ナレーション
  9. バートウィッスル:Oockooing Bird
  10. ナレーション

インナ・ファリクス(ピアノ)
レベッカ・モゾ(ナレーター)
録音:2017年1月、ロサンジェルス

さて、このInna Faliks
(インナ・ファリクス)なる
女性ピアニスト、
なんでもウクライナ出身で、
私がネットで検索した限り、
過去に2枚のCDを出していて、
これが3枚目となるようです。
1枚は現代作曲家、
もう1枚はベートーヴェンの
プログラムで組んであり、
つかみ所がありません。
でも、当盤を聴く限り、
エネルギーのあるピアニストだと
感じています。

フレイドリンの「黒と白のバラード」は、
インナ・ファリクスのために
作曲されたとのことですから、
ただ者ではないのでしょう。

初めて聴く曲が半数、
そして私にはこの演奏を
解説できるだけの
耳も筆もありませんので、
このピアニストについて
これ以上書けないのが
正直なところです。

演奏の音色は美しいと思います。
聴いていて癒やされます。
ただ一つ困ったのは、
英語のナレーションが
まったく聞き取れないということです。
これは私の語学力のなさが
すべてなのですが。
もしかしたらこのナレーションが
理解できれば、
当盤はさらに新鮮な感動を
与えてくれたのかも知れません。

何はともあれ、面白いCDと
美人さんに出会えたのは収穫です。
こんなCDいかがでしょうか。

※CD2の
 ガーシュイン「3つの前奏曲」は
 You Tubeで観ることができます。

(2020.7.23)

コメントを残す