指揮者マッテスのオペレッタ

カルマン:喜歌劇「チャールダーシュの女王」

レハール:喜歌劇「ロシアの皇太子」

オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」

オペレッタとは何か?
台詞と踊りのある
オーケストラ付きの歌劇であり、
イタリア語で字義通りには
「小さいオペラ」を意味するのですが、
編成や演奏時間は
決して小さくありません。

最近入手した
マッテスという指揮者のオペレッタ3作。
先週じっくり聴きこみました。

カルマン:
 喜歌劇「チャールダーシュの女王」
マッテス指揮
グラウンケ交響楽団演奏

ハンガリーの作曲家カルマンの
最高傑作オペレッタです。
民族音楽から取り込んだ
親しみやすいメロディを中心に、
数多くの楽しげな歌と音楽による
喜歌劇です。

レハール:喜歌劇「ロシアの皇太子」
マッテス指揮
グラウンケ交響楽団演奏

「メリー・ウィドウ」が有名な
レハールのオペレッタ。
堅物皇太子の恋の練習相手に
選ばれたソーニャが、
ついつい本気になってしまい…。
ロシアのムード漂う音楽も魅力的です。

オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」
マッテス指揮
フィルハーモニア・フンガリカ演奏

ギリシア神話を元にした
グルックのオペラのパロディ。
終盤の地獄での全員での
乱痴気騒ぎの曲
カンカン(地獄のギャロップ)が
有名なオペレッタです。

さて、オペラでもオペレッタでも
問題は台詞を理解できないことです。
有名オペラは
映像作品を何度か観ているうち、
おおよその場面の流れは理解できるので
CDでも十分楽しめるのですが、
オペレッタの映像作品は
あまり多くはありません。
上の3作は、
私はまったく筋がわかりません。
でも、音楽は十分楽しめます。
オペラのように変に重くならず、
底抜けに明るい音楽が続きます。

ジャケットのレトロ感も
素晴らしいです。
もはや会社自体が消滅した
EMI-Electrolaというレーベル。
中古で手に入れたのですが、
大切にしたいと思っています。

(2020.8.12)

コメントを残す