ハープがこんなに魅力あるものだったとは

saya「小さなリサイタル」

クラシック音楽はまだまだ広かった。
そう思わせるCDです。
ハープ独奏のCD。
演奏者はsayaさんという女性。

saya「小さなリサイタル」

2枚組の1枚目の曲目です。

Disc1
1 シュポア:幻想曲ハ短調op.35
2 トゥルニエ:朝にヘ長調op.39
3 サン・サーンス:

  幻想曲イ短調op.95
4 ピエルネ:奇想的即興曲
       変イ長調op.9
5 グランジャニー:
  ハイドンの主題による

   幻想曲ト短調op.31

それにしてもハープの独奏曲が
こんなに魅力あるものだったとは
はじめて知りました。
弦を弾くわけですから、
どちらかといえば
ギターに似ていますが、
それよりも高く澄んだ音色です。
スピーカーの前に
透明感と躍動感ある音像が
浮かびあがります。

1曲目のシュポアから魅了されました。
シュポアは確かベートーヴェンより
やや遅く生まれたと記憶していますが、
こんなロマンチックな曲を
書いていたなんて。

3曲目のサン・サーンスの曲くらいは
他の楽器で聴いたことがあるだろうと
思っていましたが、
こちらも未聴でした。
調べてみると
独奏ハープのための曲でした。
交響曲やピアノ協奏曲ばかり
聴いていましたが、
こんな素敵な曲があったとは。

5曲目のグランジャニーは
名前を聞くのも初めてでした。
何とも軽やかでチャーミングな曲です。

それにしても5曲中3曲が
幻想曲という表題を冠しています。
確かにハープの音色は幻想的です。

独奏楽器というと
ピアノばかりが脚光を浴びるのですが、
ハープも聴きごたえがあります。
これからいくつかハープ独奏のCDを
あたってみたいと思います。
またシュポアとグランジャニーの
他の楽曲も聴いてみたいと思います。

ちなみに2枚目の曲目も。

Disc2
1 アメイジング・グレイス
2 グリーンスリーヴス
3 庭の千草変奏曲 変ホ長調
4 さくらさくら
5 琵琶湖周航の歌 ト長調

こちらはクラシックに
馴染みのない方も
安心して聴くことができます。

※このCDはいわゆる
 インディーズ・レーベル制作であり、
 一般の流通経路には
 乗っていないようです。
 詳しくはこちらから。

(2020.8.23)

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