ドレスデン聖十字架合唱団による800年の歌の歴史

少年合唱団の歌声は心を癒やします

少年合唱団の歌声は心を癒やします。
といってもCDをこれまで意識して
購入したことはありませんでした
(宗教曲のCDを買ったら、
たまたまコーラスが
少年合唱団だった、という程度)。
最近購入した
vivarte 60CD collection」に、
ウィーン少年合唱団と
テルツ少年合唱団の録音

入っていたため、
少年合唱団がメインで録音したCDを
探して行き当たったのがこの盤です。

「ドレスデン聖十字架合唱団による
        800年の歌の歴史」

O Crux splendidior (Antiphon)
Sanctus (Aulen)
Motette –
 Allein auf Gottes Wort (Walter)
Siehe, nach Trost war
 mir sehr bange (Schein)
Ich bin ein rechter
 Weinstock SWV.389 (Schutz)
Motette –
 Tristis est anima mea (Kuhlau)
Abendlied (Rheinberger)
Cherubengesang fur die Bruder
des Regens (Theodorakis)
Kein schoner Land (Buchenberg)
Schoner Fruhling, komm
 doch wieder (Mauersberger)
Ach Elslein, liebes Elselein (Senfl)
Victimae paschali
 laudes (Wigbert von Solothum)
Quam pulchra es et
 quam decora (Dunstable)
Motette – Ein feste
 Burg ist unser Gott (Eccard)
Christus resurgens (Anerio)
Herr, auf dich traue ich
 SWV.377 (Schutz)
Am Himmelfahrtstage
  (Mendelssohn)
Motette – Es ist das
 Heil uns kommen (Brahms)
Sehnsucht nach dem Fruhling
  (Mozart)
Im schonsten Wiesengrunde
  (Mauersberger)

ドレスデン聖十字架合唱団
ルドルフ・マウエルスベルガー(指揮)
マルティン・フレーミヒ(指揮)
ペーター・コップ(指揮)
ローデリヒ・クライレ(指揮)

800年の歴史と銘打つだけあり、
取り上げられている20曲は、
中世から始まり、
ミキス・テオドラキスや
ヴォルフラム・ブッヘンベルクなどの
現代の作曲家まで広がっています。

録音データを見ると、
もっとも古いもので1964年。
最新のもので2015年と
なっていますので、
これまでの録音からのベスト盤的な
企画と考えられます。
ただし音質はしっかりと編集によって
統一がなされているのでしょう、
聴いていて違和感はありません。
全編にわたって澄み切った歌声が
清らかに響き渡ります。

何でもドレスデン聖十字架合唱団
歴史は13世紀にまで
さかのぼるそうです
(だから800年の歴史!)。
調べてみると、
この合唱団が輩出した音楽家には
著名なところでは
カール・リヒター、
ペーター・シュライアー、
オラフ・ベーアなどが挙げられます。
まさに伝統ある合唱団なのでした。

Amazon Music Unlimitedに
加入したおかげで、
最近は十分試聴してから
CDを購入することができるようになり、
失敗することが少なくなりました。
本盤も試聴の結果、
購入の価値ありと判断した次第です
(そして幸いにもAmzonの
最後の一枚価格で327円という
恐ろしいまでの安価で購入できた!)。

YouTubeでも
いくつか公開されていました。

心に染み入る素敵な歌声。やはり音盤は愉し。

(2021.10.17)

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